弊社について
沿革
ガレージら始まったスタートアップ企業がグローバルのテクノロジーリーダーへ! RATTUNDE AG は、1990 年に RATTUNDE & Co GmbH という社名で設立され、
ドイツのベントヴィッシュに本社を置いた家族経営の企業です。1995 年に現在のルートヴィヒスルストに本社を移転し、それ以来、メカニカルエンジニアリングセクターにおける
製造メーカーとして操業続けています。30年以上前に、少数のスタッフによる強い希望、発明とイノベーションの精神、そして自らの道を切り開く勇気をもって、専用機の製造を開始しました。今日に至るまで、当社は金属加工業界向けの革新的で高性能なACS製造加工システムとマシニングセンターを開発し続けています。その後、2006 年に当社最初の子会社として RATTUNDE Corporation をミシガン州グランドラピッド (米国) に設立し、2014 年にRATTUNDE Corporation は、ミシガン州カレドニアにある自社の敷地内に新しい本社を建設し、移転をしました。2016年には現地顧客のより近くで一流のサービスを提供するという目的でメキシコに子会社のRATTUNDE S. de R.L. de C.V.を設立しました。そして、2020年には、RATTUNDE K.K.として名付けられた日本法人を設立しました。当社が世界中で販売、納入しているすべての機械は、ルートヴィヒスルストにある本社で製造されおり、それは 名実ともに「Made in Germany」の機械です。
当社は、新しい技術の研究と開発に情熱を注ぐスタッフ、有能な専門家、技術者、エンジニアたちを誇りにしております。当社のすべての製品に組み込まれている専門的かつ最先端のテクノロジーは、ドイツおよびヨーロッパで多数の特許を取得しています。日々、当社は更なる発明とイノベーション追求へのモチベーションを持ち続けています。当社の機械は世界中のお客様に使用されています。当社の製造加工システムを利用して、金属加工業界の多くの顧客が幅広い製品群を製造しています。 RATTUNDE 製の機械は、鋼管、丸棒などの鉄鋼業、自動車部品サプライヤー、自動車産業、鉱業、コンベヤベルトメーカー、家具業界、熱交換器業界、パイプライン建設産業といった業界で信頼度の高い性能を発揮しています。これらの業界の顧客は、当社の革新的な専門技術と卓越した品質とともに、当社の将来を見据えたテクノロジーというものに価値を見出しているものとを思います。当社の機械は、最終工程の一部として、もしくは下流の次工程へ供給・移送をする部品生産ラインの一部としても使用されています。
RATTUNDE ACS製造加工システム: 常にインテリジェントな製造加工システム!
High Tech Production Systems. Simply ahead.
RATTUNDE AG
について 年表
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1990 年 RATTUNDE & Co GmbH はUlrich Rattundeにより設立されました。全ては、ヴィッテンベルゲ近くのベントヴィッシュという村にあるガレージで、彼が最初のチップレスシェアーのシステムを開発して、鉄鋼工場用のテンションロッドを製造したことに始まります。
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1993 年になる頃には彼のガレージは小さくなりすぎ、彼は、ドイツのブランデンブルク州ゼーツにあるLPG (農業生産協同組合) のトラクターと農業用機械の旧作業場で仕事を続けました。開発と立案の作業は、シュヴェリーン ズード (メクレンブルク – 西ポメラニア) の油圧機器メーカー、旧フォルクセイゲナー ベトリーブ (VEB) のオフィスビルで行われました。
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1995 年までには会社が成長したことで施設も手狭になり、作業場とオフィスビルの間の 60 キロの移動距離は単純に非効率となりました。作業場とオフィスはルートヴィヒスルストの現在の会社の敷地内のわずかな一角を占める部分へと移転し、鋼管業界向けの最初の鋼管切断機がここで開発されました。
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1998 年に、大径ワークピース加工のための最初の端面加工機械を開発しましたが、これは現在のACS CFMcurveタイプ機械より数サイズ大きい試作機となっていました。その時においても、これは洗練された端面加工用の面取り機でした。
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1999 年、Ulrich Rattunde は、ACS BDM となるブラシバリ取り機を備えた製造加工システムの設計を開始しました。この機械は、パイプ、異形材、ロッド、丸棒を切断するための冷間丸鋸と材料の端面から発生するバリを除去するブラシバリ取りの機能を統合して開発されました。これは、鋸切断と両端のバリ取りの基本機能がもはや相互に干渉しあうことなく、直接統合された最初のシステムでした。
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2000 年、バリ取り機を備えた ACS BDM 製造加工システムは、デュッセルドルフで開催された「Tube & Wire」見本市で正式に発表されました。これは、当社の世界的な見本市へのデビューとなりました。
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2002 年、Ulrich Rattunde は 当社2 番目となる製造加工システムの開発をしました。今回は、鋸(切断)とワークピースの端面を面取りするための面取り機を組み合わせたものです。この製造加工システムを「ACS CFM」と名付けました。
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2003 年、当社の生産システムに対する高まる需要を受け、生産能力を増強するためより広いスペースが必要となったため、ルートヴィッヒスルストで新しい生産工場の建設が始まりました。
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2005 年にACS 製造加工システムが、ハンブルグの港で輸出梱包され初めて海外に出荷されました。目的地はカナダで、これは、北米市場でのプレゼンスを確立する上で大きな一歩となりました。
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2006年 数多くの小さな進展を経て、更にRATTUNDE 製造加工システムがカナダと米国に出荷された事を踏まえ、2006年に最初の子会社である RATTUNDE Corporation をミシガン州グランラピッド (米国) に設立する事になりました
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2007 年に、Ulrich Rattunde は、従来複数の別個の機械でなければ実現しえなかった機械加工を劇的に変える製造加工システムの設計、開発を行い、ACS CFMcurveとして知られる切断と曲線加工面取りで構成される機械となりました。この機械の登場によって、顧客は 1 台の機械で複雑な面取り、曲面加工、及び溝加工が可能となりました。更に、他の機械へ仕掛品を移動することなく、1台の加工機ワークの内外径ねじ切り、広範囲にわたる切削・穴あけが確実に実施できるようになりました。
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2010 年までに、曲線度測定装置を含む多くの製造ステップが ACS 製造加工システムに統合されました。CMS 曲線度測定システムは、生産システム (SCB ステップコンベヤーベルト上) に統合することも、別ユニットで顧客の生産のための測定データとして送信することもできます。ワークピースは、長くて大きくて重いものだけでなく、短くて小さくて軽いものもあり、そのため、より短いワークでもバリ取り可能なブラシバリ取り機BDM30を設計・製作しました。
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2012 年に、ACS 製造加工システムは、ACSi ソフトウェアにより QR コードを読み取るシステムを搭載しました。QRコードを読み取ると、鋸刃データが機械制御システムに直接、送信されます。これによって、データ入力のミスを防ぎ、鋸刃を交換する時間を節約できる事になりました。
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2013 年には、ACS製造加工システムの更なる生産性向上を目指し、面取り (ACS CFM) および曲線加工 (ACS CFMcurve) の両システムにてACS CFM TWIN と ACS CFMcurve TWIN を開発しました。 TWIN マシンは、2 本の鋼管、丸棒、ロッドに対して、同時かつ同期して切断と両端面加工が可能となっています。
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2014 年、RATTUNDE Corporation (USA)は土地を購入し、そこに生産工場とオフィス ビルを建設しました。それ以来、本社はグランラピッドの郊外にあるミシガン州カレドニア (米国) にあります。
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2015 年に祝福できる2つの理由がありました、1点目は RATTUNDE & Co GmbH の創立 25 周年。 2点目は、メキシコのヌエボ・レオン州アポダカにある当社子会社RATTUNDE S. de R.L. de C.V.の設立。このメキシコ法人設立によって、既存の顧客にとってより身近な存在となり、潜在的な顧客とも現地で彼らの母国語で対応できるようになりました。
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2017 年には、ルートヴィッヒスルストの本社から通りを挟んだ向かいにあるゼネラル エレクトリックの工場敷地を取得する機会を得ました。この取得によって、生産を拡大するのに十分なスペースが得られました。BDMext (ext は「延長」の略) として既に認知されている延長ブラシバリ取り機の製造のため、ブラシバリ取りACS 生産システムの開発・生産が進められています。
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2018 年に RATTUNDE & Co GmbH は RATTUNDE AG になりました。かつてのProksch 家と Rattunde 家の共同所有から2つの家族が同数の株式を所有する株式会社に転換されました。これは、将来の会社の経営権の継承を適切に管理するための重要なステップでした。
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2019 年、ACSファミリーは新しいメンバーを迎えました。Ulrich Rattunde は 1990 年以来、鋸切断、つまり切粉やチップが発生する切断方法のみが唯一のオプションではないことを知っていました。当初彼は油圧駆動装置を利用して、作業場であるガレージでチップレスシェアーシステムを生産していました。今、再びそのシステムの登場となりますが、当時とは異次元の技術レベルとなりました。彼はACS 製造加工システムとサーボ技術を用いて、薄肉で従来加工困難な材料のチップレスシェアー切断機を開発し、TOP SHEAR と名付けました。
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2020 年に RATTUNDE AGは 30 周年を迎え、更なる子会社を設立する事でRATTUNDE グループを拡大してきました。日本では名古屋市郊外の愛知県海部郡大治町にRATTUNDE 株式会社 を設立しました。既存の顧客との距離を近く取り、潜在的な新しい顧客と直接連絡を取り合うことは、当社にとって常に重要であり、日本においてもこれらの利点を生かして今後顧客との関係強化を進めて参ります。